可愛い俺の仔猫ちゃん

「でもこれ以上上がらないから落ちるだけになるとか」

「翔、余計なこと言うな」

「今年もたくさん幸せだったらいいね!ってか、そうしよう!」

にっこりと華やかな笑顔でそう言った。

彼女の笑顔があれば幸せだと、翔輝は密かに思った。

3人は初詣を終えるとそれぞれの自宅に戻り、次の日の朝を迎えた。

「月陽、起きろ!今日は元日だよ」

いつものように叩き起こされた月陽は御節を机に並べた。

「お父さん、お母さん、あけましておめでとう」

仏壇にも手を合わせて、御節を置き、2人で正月を過ごす。

とは言っても日常とそんなに変わるわけでもなくて、家でダラダラと過ごすだけ。

「んんんー、暇〜」

「明日から暇じゃなくなるから今のうちに暇を味わってたら」

「うんん、空月〜」

「どうしたの、急に」

床に寝転がったままゴロゴロと空月の足元まで行く。

「今年もよろしくね?」

「こちらこそ?」

「ふふ、空月大好きだよ」