可愛い俺の仔猫ちゃん

「あけましておめでとう。3人とも今年も健康で幸せな年にしましょうね」

「あけましておめでとう。翔輝は受験だし、空月君も月陽ちゃんも3年生だ。頑張るように」

「はい!翔ちゃんのお父さん、お母さん、去年もたくさんお世話になりました。きっと今年も迷惑かけることも多いと思います、よろしくお願いします」

珍しく月陽が改まってそう言う。

「あなたたち双子は私たち夫婦にとっても大切な存在よ。たくさん迷惑かけていいの。幸せな年になることを願うわ」

「俺も母さんと同意見だ」

「ありがとうございます」

空月は頭を下げてお礼を言った。

「さ、みんな初詣に行くんだろ?気をつけて行ってらっしゃい」

翔輝の父に言われて、3人は揃って翔輝宅を出る。

「行ってらっしゃい、気をつけてね」

「いってきまーす!」

翔輝の母に手を振り、空月と翔輝の間を歩く月陽。

「寒いーー」

案の定、顔をマフラー埋めて震える空月。

「マフラーあったかい?」

「うん、あったかい」

「よかった!」

嬉しそうに笑う月陽。来年は高校3年生になるというのにその姿はまだまだあどけない。