「5泊ぐらいがいいかな。普段のお礼も兼ねて手伝いとかいろいろしてあげたいし」

「そうだね!わかった!」

「ん。まぁ元旦はこっちだから焦らなくても大丈夫だよ」

そういう予定になって次の日、大晦日であっても日常は変わらず、2人は冬休みの課題を年内に終わらせようとしていた。

「翔ちゃんんん、わかんなーい。もうやだ〜〜」

英語の長文のプリントをしている月陽は賢い翔輝に助けを求める。

「頑張れよ〜。これはな、haveが使役になるから○○させるってことになるんだ」

「じゃあこの文は掃除させるってこと?」

「うん、そういうこと」

「ありがと!」

「翔ー、俺も教えてー」

空月は数学を翔輝に教えてもらう。

そうして夕方5時頃に全ての課題は終わる。元々早めに配られていた課題を効率よく少しずつやっていたこともある。

「これであとは楽しむだけだね!!やったー!翔ちゃんありがと!」

「いいえ、おじいちゃんちとおばあちゃんち楽しんで」

「うん!初詣も楽しみ〜〜」

夜になるまで月陽はある程度の御節の準備をして、空月はそれを手伝っていた。