可愛い俺の仔猫ちゃん

悲しいけれど教えなきゃいけない現実、まだ5歳の子たちに神はどれだけ酷いことをするのだろうか。

考えていても仕方がない、秘密にすることはできないのだ。

「空月君、月陽ちゃん、おはよう。翔輝もおはよう、昨日はありがとうね?」

「お父さんとお母さんは?」

何も知らない空月が朝まで翔輝の家にいたことに不信を抱く。

「まずは朝ご飯を食べようか。そしたらお出かけするぞ」

翔輝の父親はそう言って3人を椅子に座らせる。

着替えも済み、出かけられる状態になるとまた5人で机に集まる。

「あのね…空月君と月陽ちゃんにお話があるの、大事な大事なお話よ。ちゃんと聞けるかしら?」

「「うん」」

「翔輝も聞いてくれるわね?」

「わかった」

「…空月君と月陽ちゃんのお父さんとお母さんはね…」

そこで少し黙る。話す前に涙が溢れる。

「お母さん大丈夫?どうしたの?」

「大丈夫よっ…あのね…っ…」