彼女が一瞬で周りの魔物を倒してしまった

本当に一瞬で

「なっ…うそだろ…」

テオバルドが絶句していた

無理もない

俺も驚きを隠せないのだから

彼女は何事もなかったようにまた奥の方へ進んでいった

「あの子本当に真ん中なのか?

セシリアがあんなことできるわけないしセシリアより確実に上だろ!」

「自分の本来の力を隠してるってことだろ

何か理由があって」

「理由って…いったいどういう理由が…」

「テオバルド」

「なんだ?」

「セシリアの件許可する」

「えっいいのか?」

「ああ

そこで…」


あいつの化けの皮をはがす