伝説の少女

するとネックレスが輝きだしそのネックレスに刻まれた思い出を奏で始めた

物も記憶が存在する

それにこれは持ち主が肌身離さず大事にしてきたもののようだ

つまりこれをたどることは持ち主の記憶がたどることと同じことなのだ


記憶をたどっていると現場の光景が映し出された

「こいつか…」

黒っぽいかっこうをした男が少女をさらう光景が映し出された

ネックレスが気絶させられた持ち主がさらわれる光景が映っているときに熱く熱を持った

「持ち主のことを大切に思っているのね…」

そっとネックレスをなでた

「大丈夫よ…

今から居場所をたどるからね」