男はグラスを置くと大きな窓の前にいった

外は薄暗い

「まああいつに邪魔をされたな」

「さようでございますね」

「本当に目障りなやつだ

あいつがいなければこんなに手こずることはないんだが…」

はあ…とため息をついて使用人に

「もうさがれ」

といった


「かしこまりました」

そういって使用人は部屋からでていった



男は水晶玉をみつめていた



その瞳は紅く光っていた…