あの時のことを思い出して黙っていると長はポンと肩をたたいた

「今のルミアはだいぶ力のコントロールが出来るようになっている

もうこっちのほうに戻してもいい頃だ」

「そうね

お父さんの言う通りだわ

あなたの言いたいことは分かっているけどルミアちゃんのためなのよ」

そんぐらい分かってるよ…

だけどそしたらルミアが…

黙ってうつむいている姿をみた長はため息をついてこういった

「とりあえずこの1年が終わるまで待とう」

驚いて顔をあげた

「いいんですか?」

「ああ

そのかわり常にルミアを守れよ?」

「ありがとうございます!」