嘘とワンダーランド

「金輪際、もう若菜に近づくな。

近づいたらストーカーとして訴えてやるから覚悟しな」

京やんは脅すように圭介に言った後、
「あっ、そうそう」

思い出したように言って、今度はハデ女に視線を向けた。

この女にも何か心当たりがあるのかしら?

そう思っていたら、
「若菜に変なことをしたら、あんたが昼顔してることを旦那にバラすから」

脅すように言った京やんに、
「ひっ…!?」

ハデ女は青い顔をした。

「えっ…?」

わたしは驚いて京やんに視線を向けた。

旦那ってことは…このハデ女、既婚者だったの!?

衝撃の事実に絶句しているわたしに、
「言っただろ?

京極ネットワークをなめんなよ、って」

京やんは得意気に笑った。