嘘とワンダーランド

「えっ…!?」

京やんに声をかけられた圭介は青い顔をした。

「おーっと、これは失礼。

今の時間は仕事中のはずの圭介さんがここにいると言うのは、いくら何でもおかしい話だな。

なあ、若菜さん」

京やんに話を振られたわたしは、
「そ、そうだそうだ」

小学生並みの返し方に、自分のボキャブラリーのなさを恨んだ。

こう言っちゃなんだけど、小学生の方がずっと上手だよ。

大人とまでは言わないけれど、もう少しだけいい返し方があったはずだ。

「わっ…!?」

わたしの姿を見たとたん、圭介は青い顔をさらに青くさせた。

京やんはニーッと歯を見せて笑うと、
「とりあえずさ、これは一体どう言うことなのかな?」
と、圭介に聞いた。