嘘とワンダーランド

お姉ちゃんははにかんだように微笑むと、
「今回は、若菜にいろいろと迷惑をかけちゃったわね」
と、言った。

「そんな、わたしは迷惑をかけたなんて思ってないわ」

それに対して、わたしは首を横に振った。

「今度美味しいランチをごちそうするわ」

そう言ったお姉ちゃんに、
「ホント?

わーっ、ありがとう」

わたしは両手をあわせて喜んだ。

きゃっきゃっとはしゃいでいるわたしたちに、
「本当に姉妹仲がいいな」

課長が笑いながら言った。

「ホントですね」

そんな課長に答えるように、伊園さんが言った。

「僕らは今度飲みに行きましょうか?

男2人でいろいろなことを語りあいましょう」

そう言った伊園さんに、
「いいですね、行きましょう」

課長が嬉しそうに首を縦に振ってうなずいた。