嘘とワンダーランド

迎えた当日、わたしたち4人は実家である『ふくだや』の前にきていた。

「大丈夫かな…」

『ふくだや』についたとたん、お姉ちゃんは呟いた。

「わたしも一緒にいるから大丈夫だよ」

わたしはお姉ちゃんの肩をポンとたたいた。

「僕も和也もいるから大丈夫だよ。

両親にお詫びするために、お菓子だって買ったんだし」

伊園さんが先ほどデパ地下で買ってきた大福の紙袋を見せた。

「それに、お父さんに殴られる覚悟はできてるから」

そう言って笑った伊園さんに、
「直景くん!」

お姉ちゃんは泣きそうな顔をした。

「すまん、ジョーダンだったとしても言い過ぎた…」

呟くように謝った伊園さんに、
「じゃ、開けるぞ」

課長が言った。