嘘とワンダーランド

京やんは考えるように天井を見あげると、
「つまり、決着をつけるって言うことなんだよな?」
と、言った。

「うん。

千沙さんも、課長にぶつけたかったんだと思う。

泣きたかったし、責めたかったと思う」

そう言ったわたしに、
「まあ、そう言うことだよな。

面倒な女だと思われたくないから、黙って受け入れたんだろうな」

京やんは首を縦に振ってうなずいた。

「来週の夜に会うんだって。

会って話をするって言う約束を取りつけたって」

そう言ったわたしに、
「行動が早過ぎにも程があるだろ…」

京やんはやれやれと息を吐いた。

何事も早い方がいいって言うでしょう。

「でも、いいのかよ?」

京やんがわたしに聞いてきた。