嘘とワンダーランド

情報が不足している方だなって、どんな情報が届いたって言うんだろう?

情報の量はよくわからないけれど、京やんからして見たらまだ集まっていない方なのかな?

気になるなと思いながらストレートティーを飲んでいた時、
「あっ、ちょっと電話してくる」

京やんはスマートフォンを耳に当てると、その場から立ち去った。

「すごいな、京極ネットワーク」

改めて、彼の交友関係の広さをうらやましいと思った。

わたしなんか、年賀状すら出していない友人がたくさんいるって言うのに…。

自分の交友関係の狭さに嘆いていた時、カツン…と革靴の音が聞こえた。

誰かがきたみたいだ。

「若菜」

わたしの名前を呼ぶその声に視線を向けると、
「――課長…」

課長だった。