「誰も捕まらなかったのか…」 高林くんが上の方を見ながら呟く。 「皆…足が速いのかなぁ」 菜摘が考えこむように言うと、未来が口を開いた。 「それか…そのコトネちゃんの足が遅かった?」 「あと、何で鬼の名前も見かけも違うの?」 私が言うと、皆もうーんと声をあげる。 「分からないことだらけだけど、とりあえず読もう」 と高林くんがページをめくる。