アイちゃん鬼ごっこ



愛しの…って、好きってことだよね。



香織さんは陽子さんと克樹さんをくっつかせるために誘った。



まるで菜摘と私と高林くんみたい…。



「結構…明るめなんだな」



遼がそんな声をもらした。



そっか…あの時の遠山さんは皆知らないんだ。



あの時は優しかったし、明るかったなぁ…。



あの遠山さんでいればいいのに。



って、私が言う権利はないけどね。



「由紀、遠山さんってお姉さんと似てないのかもね」



菜摘が耳打ちでそんなことを言った。



遠山さんは何の反応も示さず、じっとノートを見つめている。