アイちゃん鬼ごっこ



「陽介が消えたこともそうだけど、アイちゃん鬼ごっこだよ。調べてもらえねぇかなって」



アイちゃん鬼ごっこのことか…。



「…それはダメ」



今まで無口でご飯を口に運んでいた遠山さんが小さく呟いた。



アイちゃん鬼ごっこの時は、普通の女の子だなと思ったけど、学校ではやっぱり無口。



私は何となく遠山さんに話しかけられなかったのだ。



そんな遠山さんが警察に言うのはダメと言ったことに疑問を持った。



「え?何で?」



私の質問に遠山さんが唇を噛み締めながら言う。



「それは…。警察に話しても無駄だから…」



無駄?



確かに取り合ってくれるかどうかは分からない。



だけど、やる前から無駄だと決めつけるのはおかしい。



そう思ったのは私だけでなく、皆もだった。