アイちゃん鬼ごっこ



「ね…もしかして。捕まった人は、存在しない人となるんじゃない…?」



菜摘が恐る恐る言う。



皆、なんの反応をしめさないけど、



心の中では分かっているんだと思う。



「くそッ!! 存在消すなんて誰が出来んだよ…ッ!!」



遼が…遼が拳を強く握りしめながら言った。

 
確かに…存在消すなんてできないよ、普通。



幽霊だからってそんなとことできるの?



私達はしばらく呆然と立ち尽くしていた。



やっと我にかえれたのは、



先生が来てからだったーー。



授業中はアイちゃん鬼ごっこ、落合くんのことを



ずっと考えていて先生の声が頭に入らなかった。



結局答えなんて見つからなかったけど…。