私は素早く教室を見渡した。 すると、落合くんの席に 他の男子が座っていた。 それに、6列ずつ合計36個机があるはずなのに、 1列だけ5個しかなく机は35個しかない。 1個消えてる…? ゴクリと息を呑み込んだ私は、 恐る恐る菜摘に聞く。 「お、落合くんは存在が抹消…された?」 それしかー…それしか考えられない。 それだったら、お母さんのこと連絡網のこと 全ての辻褄が合う。 「…うん。クラスの皆も知らないって…」 やっぱり……。