ケシゴム ハンコ






「おい、心夏?」

「へっ…?」




溜まっているヤンキーの中心で立つ

キラキラ輝く髪の毛の男の人が

私の名前を呼ぶ。





「ヤンキーになりてぇのか?お前は」

「えっ、いや、そうじゃなくて…」

「じゃあなんだよ…興味か?」

「…好きなんです」





教室で皆にされたようなリアクションを

ほとんどの人がとり、少し笑いそうに

なってしまった。




「…私、ヤンキーが好きなんです。

かっこよくてキラキラしてて…好きで。」

「……ぶはっ……あははは!!」