話を終え、公園を出ると、日はすっかり落ちていた。


「ごめん、話長くなって。」


「ううん。この時間は親帰って来てないから、大丈夫。」


「そっか。」「あ、もうここでいいよ。」


やっぱ話して正解だったな。


「家まで送る?」


「いい。今日はありがとう。」


「賢人からは、俺からも言っとくよ。」


「あはは。イイって、暁君と話せて胸が軽くなった。」


それを見てさっきみたいに、心臓がドキンと高鳴る。


これって…まさか…。


「またね、暁君!」


笑う彼女を見ながら、手を振って別れた。


高槻さんの姿が消えた途端、しゃがみ込む。


「何なんだよ、コレ…。」


手を当てると、ものすごいスピードで心臓が音を立ててる。


「嘘だろ、おい。」


顔が赤い、心臓の鼓動が速い。これに思いつくものといったら1つしかない。





















俺は高槻さんに、恋してしまった…。