やっちまった・・・まさか風邪ひくなんて。


「傘どうしたの?」


「友達に貸した。」


「もう、天気予報見れば良かったのに。」


母親が隣で説教中。


頭ガンガンする。


「買い物行ってくるわね。」


「ん〜。」


扉が閉まるのを聞くと、深くため息をした。


バカは風邪ひかないとか、嘘だな。


「高槻さん、帰ったかな。」


だよな、学校休んだって知れば、帰るだろ。


そう考えてから、目を閉じて眠った。


夢の中には、面影ある光景。