そう言うと暁君は、もとの道に戻り教室に戻った。


「ごめんね、うちの弟変で。」


「いいよ。私も安曇君のこと好きかまだよく分かんないし。」


「まぁ今宵が決めることだから、ゆっくり考えな。」


そう言って笑う恵奈を見ると、少しホッとした。