一人で話す安曇君の横で私は顔を真っ赤にして俯いていた。


「高槻さんどしたの?顔赤いけど…」


いきなり安曇君は私の顔を覗いて来て、私は直ぐに目線を逸らした。


「何でもない!」


「熱あるんじゃない?ちょっと見せて。」


「何でもな……っ!」


顔を上げたら、目の前には安曇君の顔。


ち、近いっ!