暁君に返事をした後、鞄を取りに、教室へ戻った。





時刻は、6時30分。外はもう既に、暗くなっていた。






お父さんはまだ帰ってないと思うけど、急いで帰った方が良いよね。






あれからお父さんとは仲良くなり、最近も速めの帰宅が多くなり、一緒にご飯を食べるのも多くなった。




しかもお父さんは料理が上手で、凄くおいしかった。





笑ってくれることも多くなったし、親近感が湧いた様で嬉しい。





私最近幸せすぎて、罰当たりそう・・・。





急に鞄の中から、コール音が鳴って、思わずビクッと体が震えた。




見たら、恵奈からのメールだった。




『今宵、明日一緒に学校行こう。また変な奴に捕まったら大変だし。』




本当、愛されてるな、私。