次の日の昼休み。俺は屋上で賢人を待っていた。 来るかな……あいつ。 「朔夜…早かったな。」 約束通り来た。 「悪いな、呼出したりして。」 「どうした?話でもあんの?」 友達に言うのって、こんなに恥ずいんだ。 「俺さ、お前に言わなきゃいけないことがあるんだ。」 「何だよ、それ。」 俺はゆっくり息を吸った。