――――――― 毎日必ず綴っている日記帳に"孤独ヒーロー"を書き終えると、僕はシャーペンを机の上におく。 孤独ヒーローは僕の理想だったのかも知れない。 仲間も家族も友達もいない。 だけど、悪と戦う。 僕と少し似ているね。 違うのは、僕は孤独だけどヒーローじゃないってこと。 僕は、机の引き出しからカッターを出すと、 カチカチと刃をだす。 「さようなら。孤独ヒーロー。」 end