吸血鬼と狼男と悪魔のこどもたち





「…ん…?
飲み終わったらしい!
血が不味くなってきた。」


口をぬぐいながら
スカイは言う。



「そうですか。ありがとうございます」


やっと自分の食事ができる。



骨と肉だけになった少年に
かぶりつく。

腕、足、顔、そして胴体を
喰いつくした。


そこで少し、空腹が和らいだ。



ミニキはすでに食事を終わらせ、
どこか遠くを見ていた。