吸血鬼と狼男と悪魔のこどもたち






少し考え込み
バジーは慎重に答える。



「そうですね…
本当の名前…真名は
命に関わりますからね。

では、契約をし合いませんか?」



「えっ?」


契約…バジーの口から
そんな言葉を聞けるとは…

バジーは狼男だから、
契約を使うことはほとんどないはず。



「ええ、
真名を言わなければ死に、
それを悪用しようとすれば死に、
まぁ自分達を守るための契約ですよ。」



「そんなのがあるのか…」


少し感心してしまう。



「ええ」



短く返事したバジーの顔は
あまり良くなかった。