☆バルクversion☆ 先ほど助けた吸血鬼のこどもは、 僕が“あの話”をした瞬間、黙り込んだ。 “あの話”とは、 僕が大神童の最高司令官の孫で、 隠し子だという事だ。 僕の母は、勝手に決められた婚約者と 結婚させられた。 そしてその後、僕の父に運命的な出会いを果たした二人はたびたび会うようになった。 僕は両親の強大な愛を受け、育った。 けれどもやはり、僕は恨まれる 立場にいる。