「人質相手じゃ手だせねぇんか?」 口だけ達者なやつだ。 おしゃべりをしに来たのかこいつは 「五月蝿い……」 パァァアン!!! 赤姫は、木刀を手に相手の首筋に 目にも止まらぬ速さで叩き付けた。 「が……ぁ」 倒れ込む、そいつを見て 黒髪の生徒は腰を抜かした。 「あ………」 彼女は声を震え上がらせ、怯えていた 「あ、あの……」 「こんな時間に学校に来るな……」 どうせ、怯えられて終わりだ 私は、静かにその場を去った。