目が覚めたそこには、彼女の顔が見えた。 「赤姫さん!!」 そう言って私を抱きしめた。 「なんで、そんなに私を……」 「決まってる。」 「友達だから。」 ……私は、強がっていた。 嬉しかったくせに。 でも、やっと正直になれるんじゃないかな 「友達……なら、どんな話でも聞いてくれるのか……?」 「うん!」 「私の過去だ……」 「赤姫さんの?……」