次の日も次の日も話しかけたり、登校も下校も全ての時間彼女は私についてきた。


登校時間

また今日もついてきている。


「ねぇ……」



「なに」

「あなたの、名前を教えて……?」



彼女が発した言葉は私には重く辛い一言だった。

私にとって名前は……



「……赤姫」


私はそう答えた。



「……私に関わらないで。お願い」


このままだと、あの日と重なる


もう二度と友達いらない。


お願いだから、誰も関わらないで