そんな彼女を私は、少々睨みを利かせながら見つめる。
こっちは恥ずかしさでいっぱいなのに。ほんと、ゆるいんだから。
「なーに?今からお昼ー?」
真正面に来たかと思うと、首を傾げて生徒会長さんは尋ねた。
この人、自分の容姿、気づいてるんだろうか。 確信犯でやってるなら、すごい人だ。
一度、眩しすぎて見てらんないくらいなんです、と言ってやりたい。
私も負けじと、対して可愛くもない笑顔を見せた。
「はい。今日は天気がいいので、外で食べようかと」
「へー。いいね!外、気持ちーよ!」
ニコッとキラキラスマイルを見せられ、思わず目を細めてしまうほど。
これで、世の女の子は虜になっちゃうのか。生徒会長、恐るべし。
「俺も食べたーい」と嘆く生徒会長さんに、隣にいた日和はあはは…と小さく笑った。
