あと、もう少しだけ

博物館について、班で入ると そこには戦争の時の書類や物が展示されていた。



ガラス越しに見る、手紙や新聞。服や写真など。



「私の親戚もね、戦争で死んじゃったんだ。その時は、まだ生まれてなかったけど」



伍姫が書類を見ながら、ポツリと俺だけが聞こえるようにそう言った。



「そうなんだな…親戚って、おばあちゃん?おじいちゃん?」



「ん…そんな感じかな。顔は見たことないんだ。写真でなら、あるけど」



俺は、伍姫が小さく「会いたかったな」と言ったのを、俺は聞き逃さなかった。