あと、もう少しだけ

俺も席と席の間から、顔をのぞかせる。



やば、なんか恥ずかしいかも。



ていうか、伍姫が犬みたいで可愛い…なんてな。



「シャーペン、二本持ってないかな?」



「シャーペン?二本あるけど…」



「貸してくれないかな…?お宿に置いてきちゃって…月歌ちゃんも二本持ってないから…」



「ん、いーよ。ちょっと待てよ…」



ナップサックから筆箱を取り出して、水色のシャーペンを出した。



「どうぞ、消しゴムとかはいいのか?」



「うん、消しゴムは大丈夫だよ!ありがとう、洸」



距離、近かった…なんていうか、恥ずかしかった…変だな、俺。