あと、もう少しだけ

外に出るとさっきよりも暑くて、クーラーとアイスの冷気は一瞬にしてなくなってしまった。



五月でこんなに暑いとか、意味わかんないな。



「えー、今から博物館にバスで向かいます。こまめに水分を…」



博物館は遠いらしいから、嬉しいことにバス移動。



隣に一輝、後ろに伍姫と月歌の席でバスは出発した。



「ねぇねぇ」



出発直後に席の後ろの方から伍姫の声がした。



「ん?どした?」



後ろをむくと、席と席の間から伍姫が顔を覗かせていた。