あと、もう少しだけ

伍姫が俺の方を向いて、少し笑ったんだ。



あいつは席についてすく、周りの人たちに声をかけられていた。



俺は伍姫の席とは遠い。



ちょっと、残念…だったりして。



休み時間になると、伍姫の周りには人がたくさんいるようになった。



「伍姫って、いい名前だな!」



「いかにもお姫様ーって感じだな!ははっ」



「もー男子ー!伍姫が困ってるじゃない!一気に話さないの!ね、伍姫?」



そう言って男子に文句を言っているのは、中井月歌。



その隣で困った顔をしている伍姫。