あと、もう少しだけ

俺はコップにオレンジジュースを入れて、伍姫と一緒に部屋に入った。



「初めて男の子の部屋に入るんだよね…」



「ぷはっ、そんなに緊張しなくていいし!」



「き、緊張してないしっ」



お菓子を取りに行って、ジュースを一口飲んだ後に 本題の勉強に入った。



まずは伍姫が苦手だと言う数学。



「うー…わかんないよ…」



「貸してみ?…んー、これはここが前の時間に習った…」



攻めようって思って、伍姫に詰め寄ったけど……



それは逆効果で、さっきから心臓がバクバクうるさい。



肩当たってるし、触れてるところが熱いし、なにより近すぎる。



「あっ、わかった!ここをこうして…」



「そうそう!飲み込み早いじゃん」