「できた。」

桐島君、あっ寝てる。

そうだ!

パシャ

「ん?」

「(ニッ)」

「まさか…」

「かわいいー寝顔♪」

「なっ!消せよ!」

「ほら!オムライス冷めるよ!!食べよ!」

思わず写真撮ったけど…やっぱりこれはまずいよね、後で消しとこ!

少し不機嫌な桐島君はオムライスをキレイにたいらげてくれた。

「なぁ」

「ん?」

「ケータイのロック、何番?」

「って、ちょ!」

私が洗い物をしてるすきにテーブルに置いてあった私のケータイを桐島君が握っている。

「さっきの写真消す。」

「わかったからロックは教えない!貸して、桐島君の前で消すから!!」

私は桐島君からケータイを返してもらい、ロックを解除した。

「ここにこい、俺が消したか見えるように」

「はい」

桐島君はまたソファーに座っていたから、その横に座りさっきの寝顔をケータイの画面にうつす。

「かわいいのに。」

「消せ!」

ピッ

「はい!消した!見てた?」

「あぁ。」

私はまた台所に立ち洗い物の続きをする。

「あ!そうそう、桐島君食アレルギーとかある?」

「ない。」

「OK!!」

「あと、お風呂先入っちゃって!」

「あぁ。」

桐島君とこんなに仲良くなれてよかったー!