「笑うなよ…。」

「え?」

「俺の好きな食べ物きいて、笑うなよ!!」

「う、うん」

「オ、オムライス…。」

「えっ?」

オムライス…桐島君、オムライス好きなの?

あ、やばい笑っちゃダメだ…

「んーーーっ」

「だから笑うなっつったろ!」

「し、仕方ないじゃん…桐島君、怖かったけど…っ かわいいっ」

「てめ、今なんつったかわいい!?誰がかわいいって!!あぁ?」

「やだーこわいー(棒読み)」

「棒読みじゃねぇか!」

桐島君、案外楽しい人だ!

「内緒だぞ!誰にも言うなよ!!」

「はいはい」

私たちは近くのスーパーでオムライスの材料を買い、帰宅した。

「お前りょうりできんの?」

「できるよ~親が夜の仕事が多かったから、いつも一人でつくって食べてたし。」

「親父も?」

「お父さんとは私が一歳くらいの時に離婚してるの。」

「そっか…」

「桐島君の所と似てるね!!」

「あぁ。」

私は台所に立ち、オムライスを作り始めた。

桐島君は、ソファーに横になってる。

もうくつろいじゃってる。(笑)

よかった!仲良くなれて!!