「「はぃ?」」

私と桐島君は声を揃えて驚いていた。

「二人には黙っていたの。話したら同意してくれないと思って…。」

「どうゆうこと?お母さん」

「私のお友達、つまり海翔君のお母さんは、海外にお仕事、お父さんは海翔君が小さい頃亡くなってて…それで海翔君のお母さんが『もう高校生だけど心配だから預かってくれない?』って言われたから預かることにして、海翔君は、ここに引っ越してきてもらったの。」

「ってことは桐島君のお母さんの仕事が終わるまで家で暮らすの!?」

「えぇそうよ!いいでしょ?」

「「・・・」」

私と桐島君は黙っていた。

「あら!私仕事にいかなくちゃ!海翔君の部屋雛海の隣の部屋だから!!ご飯はいつも通り雛海作って食べてね~いってきま~す!」

ガチャン

「あ…。」

「部屋に…案内してくれ。」

「う、うん。」

階段を上がり二つの部屋の奥が桐島君の部屋。

「ここ、だよ。私、買い物に行ってくるね!!」

「俺もいく。着替えていこう。」

「いいよ!私一人で」

「俺もいく。」

「わ、わかった!じゃあ、お願いしよ!!」

私は隣の自分の部屋に入り、すぐに私服に着替えた。

私が部屋からでると桐島君はもう着替えていた。

「待たせちゃってごめんね!!」

「べつに」

桐島君、文句も言わずにこの部屋にきた。

ってことは、一緒に暮らす気があるんだ!

「桐島君、なにか食べたいものある?」

「特には。」

「んーじゃあ、好きな食べ物は?」

「っ…」

ん?
なんか様子が変?