チュンチュン(雀のなく音)

「ん?あ、寝てた…桐島君は熱、下がってるね」

学校いくかはわかんないけど、お弁当作ろ!



「はよ…」

「あ、桐島君おはよ!体調どう?」

「あぁ、大丈夫だ。」

「学校どうする?」

「いく。」

「じゃあ、はい!お弁当!!」

「え?」

あ…迷惑だったかも。

「えっと私もお弁当だからついでなんだけど…いらなかったら置いといて!!」

「い、る」



よかった。

体調も大丈夫みたいだしほんとによかった!

私と桐島君は一緒に家を出た。

「雛海~!」

「お、苺花!おはよ!」

「おはよ!えっ、なんで海翔君と一緒にいるの!?」

「あっ…えっと…」

「おいっ!」

「な、なに?」

「こい。」

私は腕を捕まれて、学校の横にある木が何本かはえているところに連れていかれた。

「同居の事は話すなよ、うるさくなる。」

「うん、だけど…苺花だけには…」

「あいつ…口軽そうに見えるけど…大丈夫か?」

「それは大丈夫!」

「ならあいつだけなら。」

「うん!」

私を待っていた苺花のところにいき、

「あのね、後で話があるの!」

「うん?」

苺花は長い付き合いだから嘘はつきたくない。