小さな両手で夏をかき集めて
僕は何度だって、君のもとへ



伝え方なんて知らなかったんだ

ただ「花火と向日葵はきょうだいだね」って笑った君の顔をもっとちゃんと見たくて

もっと近くで、見ていたくて




灼熱も海の潮のにおいもひぐらしの声も

夏をぜんぶ

小さな箱につめて

僕と君は