『村田ー、あと…久遠。手伝って。』






『ねえなんで私なの!!』








『暇そう。』







『先生の馬鹿!!』







私、久遠麻友。
17歳。高校2年生。

いつも担任の伊野尾にぱしられてます。

そして、可愛いものがとにかく大好き!







『麻友、私も付き合うよ。』






『満!ほんとに?!』






『その方が早く帰れるでしょ。』







友達の楠木満。
クールで可愛い女の子。







『ねー、満。可愛い人いないかな。』






『あんたまだ言ってたの?』







『………いた。』







『は?』







『いた!!』







私は教材を先生に押し付けて、その人の方に走った。
その人は女の子に囲まれてて。


相手にしていないようだった。