「ねえ、華。
浴衣見に行かない?」


「浴衣?あー夏祭りもうすぐだよね。」


「そう。
あのさ、4人で行くから。」


4人…?


「私と麗奈と…誰?加奈とか?」


「セツナと風間欄。」


「えーっっ!!」


「煩いよ。
これ、見て。」


麗奈は、私の顔の前に
ドンとスマホを出した。


そこにはセツナからのメールが。


《夏祭り一緒に行こう~。》

だって。


「っていつのまに交換したの?」


「半ば無理矢理。
だから、華が行くなら行くって言った。」


「私もー!?」


「うん。したら欄も行きたがってるから4人で行こうだって。」


風間欄と夏祭り…


嘘…


「やった…」


「嬉しいんだ?」


「そ、そんなこと…ないもん。」


「わかりやすい子。」


「そーゆう麗奈だって!
セツナと行きたかったの?」


そう言ったら
わかりやすいくらいに同様した。



まさかのまさか!?


「とにかく、浴衣見に行こ。」


「いーよー。
けど、もうちょっとだけ涼む。」


クーラーから出たくない~