side華。。


「華ー!起きなさいって!」


「む~…まだ寝るー。」


「夏休みだからって
いつまでも寝てないの!」

バサっと私のタオルケットが剥ぎ取られた。


「って、麗奈!?」


てっきりお母さんだと思っていたけど、剥ぎ取ったのは麗奈だった。


「おはよ。」


「どうしたの!?」


「暇だったから来ちゃった。」


勿論私も暇だけど!


夏休みに入った私は、
バイトしてるかグダグダしてるか。


外は溶けるから。


「ふぁ~あ。」


「おっきな口。
風間欄がいたら笑われるわよ。」


「なっ…//」


名前を聞いただけで
胸が高鳴る。


私は重症です。