反対側の校舎の屋上。


そこからなら私の教室が見える。


だから、そこにいる。



ドアを開けると、
フェンスに寄りかかった
風間欄がいた。


「本当に来た。」


「タバコ!」


タバコなんか吸うのか!


「吸う?」


「吸わなーい!!
てゆかそんなんじゃなくて!なんで私の連絡先知ってるの!?」


「それ聞きたくて来たの?」


「まあ…」


「メールで聞けば良かったのに。」


あ…そうだった。


バカ。



「アハハっ。バカだな。お前。」


「うるさいな~」


「華の友達に聞いたら教えてくれた。」


麗奈!?


「バカ麗奈~。」


「いいじゃん。ご主人様なんだもん。俺。」


「あーそうですか。」


「で、何する?」


「は?」


「授業、抜けてきちゃったもんね。チビちゃん。」


な、なんか意地悪な顔してませんか?


口角を片方だけあげて
ジリジリ寄ってくる。


「今からいいことする?」

「は!?バカ?すけべ!
変態!」


「あれ?俺別に変態なこと言った?
チビちゃんは、エッチなんだね~」


「なっ…//」


「アハハっ!顔真っ赤。
かっわいいね。」


う…


なんなんだコイツ。


「はい。エサ。」


またチュッパ。
今日はイチゴミルク味。