そして放課後。


「欄行こうー。」


「んー。」


最近自分から手を繋いでくる華。


「なあ?華はさ理斗をどう思ってんの?」


「理斗?かっこいいと思う。」


「マジかよ…」


勘弁しろよ…
かっこいいとか思っちゃうんだー


「モデルの時はすっごいかっこいい。
けど、理斗は私の中で幼なじみのお兄ちゃんって感じだから。」


「幼なじみのお兄ちゃんなー。
初恋とかにはなんなかった?」


「なんないなんない。
初恋は、幼稚園の男の子だもん。」


「へー。」


「欄?」


「華は俺のだから。」


「当たり前だよ?」


上目遣い。ダメ。
その顔俺の。


華をくいっと引っ張り、
首にマーキング。


「ひゃッッ!」


「マーキング完了。」


「何したの!?」


「教えねー。」


うん。
目立つとこにつけたらヤバかったか?


まあいいか。