冬休みもあけ、
2年も残りわずか。


「欄!!あのさ。
今日放課後一緒に来て欲しい場所があるの。」


来て欲しい場所??


昼休み華と飯を食っていると華がそんなことを言った。


「どこ?」


「おっきな声じゃ言えないんだけど、理斗がね欄に話があるんだって。」


理…斗…。


「えーッッ!!
何?理斗が俺に?マジかー。」


世界的に有名なモデル。
理斗。


昔から、理斗が好きで
服のセンスとか髪型とか
すっげえ真似してた。


まさか、その理斗が
華の幼なじみだとは思わなかった。


そんな理斗が俺に話なんて一体なんだろ。


「話の内容はよくわかんないけど、カフェで待ち合わせだって。」


「なんだろ。
すっげえわくわくする。」


大ファンだった人に
まさかまた会えるとは…


俺って幸せもの。